「ストレッチは身体に良い」「やってみると身体にいいような気がする」
そう感じて日常にストレッチを取り入れている人も多いのではないでしょうか
しかし,ストレッチについて調べるとスタティックストレッチ,ダイナミックストレッチ,PNF…さまざまな種類が出てきて,「結局どれをやればいいのか分からない」と感じたことがある人も多いと思います.
ストレッチにこれだけ多くの種類があるのは,それぞれの方法で身体の中で起きている反応や影響を受ける部分が異なるからです.
そのため,ストレッチには「これば正解」という万能な方法があるのではなく,今の自分の身体状態や目的に合っているかどうかが重要になります.
この記事では「今の自分にはどの種類のストレッチをしたら良いのか」を理解することができ,目的に応じたストレッチの方法をあなた自身が選択できるよう解説してきます.
「とりあえず伸ばすストレッチ」から,自分の身体に合わせて選べるストレッチへ.
そのヒントになれば嬉しいです.
ストレッチにはどんな種類あるの?
ストレッチは文字通り「伸ばすこと」のですが,その方法には何種類かあります.
・スタティックストレッチ(静的ストレッチ)
・ダイナミックストレッチ(動的ストレッチ)
今から,1つずつ解説していきます.
【スタティックストレッチ(静的ストレッチ)】
スタティックストレッチとは,筋を一定時間伸長させたまま保持する方法です.
「じわーっと伸ばす」イメージでみなさんのイメージされるストレッチです.
身体の中で何が起きている?
①筋肉・腱が引き伸ばされる
②筋と腱の移行部に存在しているセンサーが「筋肉が引き伸ばされた」ことを感知する
③筋肉が伸びる
④可動域が拡大する
※ただし,これは適切に行えた時の反応.強い負荷で伸ばしたり,勢いをつけて伸ばしたりすると,防御的に筋肉は収縮し,逆効果になってしまうのです.
どんなときに向いている?
・関節の可動域を拡大させたいとき
・筋肉の緊張を緩めたいとき
ポイント
・30秒以上行う(高齢者では60秒以上必要との報告あり)
・週3回の頻度で行う(週1回の頻度では効果が得られにくい)
・実施直後は一時的に筋力低下が生じるため,運動前には不向き(1〜2分の安静で筋力低下は元に戻るといわれています)

関節可動域の拡大を図ることには適しているけど,筋肉の力を発揮させるスポーツ前とかには適していないということだね.
【ダイナミックストレッチ(動的ストレッチ)】
ダイナミックストレッチとは「筋肉は収縮すると,反対の作用を持つ筋肉は弛緩する」という原理を利用したストレッチ方法です.
それでは,肘を曲げる動きを想像してみましょう.肘を曲げる役割を持つ上腕二頭筋は収縮し,肘を伸ばす役割の上腕三頭筋が弛緩することがイメージできるかと思います.
ダイナミックストレッチは筋肉を収縮を促すことで,対象の「筋肉を伸ばす」を実現させているのです.
身体の中で何が起きている?
①筋肉が収縮する
②収縮した筋肉と反対の作用を持つ筋肉が緩む
どんなときに向いている?
・筋力発揮前(スポーツのウォーミングアップなど)
ポイント
・運動は20回くらいを目安実施する(少ない場合,ストレッチの効果が薄く,多すぎると筋疲労を起こしてしまう)
まとめ
ストレッチには多くの種類がありますが,それぞれ特性が異なります.
スタティックストレッチ:筋肉の緊張を緩めたいとき
ダイナミックストレッチ:運動前にパフォーマンスを上げておきたいとき
目的に応じたストレッチの種類を自分自身で選択していきましょう!

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