肩の丸みを作っている筋肉,それが三角筋(さんかくきん)です.
前部・中部・後部の3つのパートに分かれていて,それぞれ役割が少し違うのがポイント.
肩関節の動きにめちゃくちゃ関与するので,まさに 肩の主役筋 といえます.
起始・停止・作用をざっくり整理
起始(どこから始まる?)
前部:鎖骨の外側1/3
中部:肩甲骨の肩峰
後部:肩甲骨の肩甲棘
停止(どこにつく?)
上腕骨の三角筋粗面
作用(どう働く?)
前部:肩関節の屈曲・内旋・水平内転
中部:肩関節の外転(特に15〜90°くらいが得意)
後部:肩関節の伸展・外旋・水平外転
それぞれ作用が違うので,まとめて覚えようとすると混乱しやすい筋肉です.
日常生活でのイメージ
- 前部線維→前ならえ!手を前に上げるとき
- 中部線維→手を横に広げるとき
- 後部線維→ドアを後ろに引くとき
つまり,三角筋があるからこそ「腕を前・横・後ろ,どの方向にも自在に動かせる」わけです.

Samuraiくん
前部線維は肩関節の90°屈曲位,中部線維は90°外転位あたりで最も働くといわれているよ!
ゴロ合わせ・キャラ付けで覚えるなら
三角筋は「肩の三兄弟」
- 前部:前へ!
- 中部:横へ!
- 後部:後ろへ!
シンプルに「方向ごとに担当がいる」とキャラ付けして覚えると混乱が減ります.
まとめ
三角筋は肩の丸みをつくる「肩の主役筋」
前部・中部・後部で作用が異なる
方向ごとの役割をキャラ付けで覚えると整理しやすい


コメント